一人旅 東南アジア⓶ マレーシア;ペナン島からタイ;チュムポーンへ移動 April 2018


若き日の沢木耕太郎がしばらく滞在したペナン島。
自分もしばらく滞在してバトゥフェリンギや植物園などにも行ってみたかったのですが、タイのチュムポーンとタオ島の宿を予約してたので、これ以上の延泊はできませんでした。ペナンめっちゃ楽しかった!


★おさらい★ 今回の一人旅の目的は、沢木耕太郎の深夜特急のように、マレー鉄道(タイ国鉄)で東南アジアを縦断すること。

①しかし、シンガポールからクアラルンプールはバスで移動。
※電車の場合は、国境で乗り換えしないといけなくて、バスより時間も料金もかかるらしい。

②クアラルンプールからペナン島へは飛行機で移動。当初マレー鉄道で行くはずでしたが、時代は変わりインフラは整備され、何とスカイスキャナーで調べてたら、エアアジアのチケットが1,000円くらいで買えた!!!
※電車の移動時間は、ほぼ1日かかるらしく、飛行機だと1時間で行けちゃうらしい。料金も飛行機の方が安いんだとか。

③ペナン島からタイへはミニバスが電車よりも安くて早くて安心らしく、ミニバスで移動することに。
※電車での移動だと翌日中にチュムポーンへ到着しないかもしれないらしい。。。

「いつになったら電車に乗るんだ?」と自問自答しながら、早朝、宿に迎えに来たミニバスに乗り込み、タイのハジャイ駅まで向かいました。

各宿でお客さんを順次ピックアップしていき、出発時間は予定よりも40分くらい遅れてた。
ノルウェーの女性が遅すぎると文句言ってた。
お客さんは、マレーシア、タイ、ノルウェー、インド、日本。
英語がほぼ話せないのは自分だけ。。

このミニバス、シートは革張りでサスペンションも利いてて意外に乗り心地が良かった。

更に、タイに入るとWi-Fiも使えるという便利使用。

 

Penang Bridge

皆、熟睡。

気が付くと、一か所目の休憩地。

ここで運転手さんがパスポートを集めてた。

出発は遅れたものの、国境に着くころには予定時間通り。

マレーシア側の出国は、記憶にないくらいあっさりと終わり、次はタイでの入国手続き。

Sadao? 日本の知人にそんな名前の人がいたはず。

ここで結構人が並んでたけれど、スタッフさんから日本人はこっちと呼ばれた。自分が持っているパスポートから日本人だとわかったらしい。

そして、ここから入国する日本人は珍しいと言われ、「タイへようこそ!」とめっちゃ歓迎されて特別に早く入国審査を済ませてくれた。 こんなに気持ちよく入国できたのは人生初!! Thank you krab 😉

一緒のバスだったインドの人だけ、手続きにえらい長時間かかってた。

その間、ミニバスの運転手さんから声をかけられて、皆さんMYR15くらいお金を払って書類を書いてもらってた。

「これは何?」と他の人に聞いたものの、私の語学力が乏しいため、その時は何なのかわからなかった。

わからないけど、MYR15くらいならいいかと思って、自分も書類を書いてもらった。

タイについてから、宿の人に尋ねたら、タイにいる間の保険らしい。

これって日本で海外旅行保険入るよりも安いんじゃない?? ペナン島からリペ島行きの料金もめちゃくちゃ安かったし。


全員のタイ入国手続きが終わり、ハジャイ(Haadyai もしくは Hat Yai)に到着。

運転手さんがお客さんを色んな所に降ろして行きます。

「お前はどこに行くんだ?」と聞かれたので、「チュムポーンへ電車で行きたい」と答えたら、「電車は遅いからバスにした方がいい」と言われバス停で降ろされました。

でも、今回の一人旅の目的は、沢木耕太郎の深夜特急のように、マレー鉄道(タイ国鉄)で東南アジアを縦断すること

どうしても電車に乗りたかったので、運転手さんのアドバイスを聞かず、バイタクで電車の駅に行きました。。。 (後ほど、運転手さんのアドバイスを聞いていれば良かったと後悔)

駅の窓口で、「チュムポーンへ早く行きたい。電車の中で寝たい」と言ってチケットを購入。 金額が想像よりも安くてラッキーと思ってた。 Thb189。

自分の予定では、この電車で横になって寝るはず。


でも、チケットを車掌さんに見せて案内されたのがこれ。

えええぇぇ! これって沢木耕太郎が乗ったあの3等席(4人がけのボックス席)??? しかもエアコンなし。これは深夜特急の真似しなくていいし。 予定ではエアコンが効いた車両で横になって寝るはずが。。。

自分のお向かいさんは、挙動不審なアフリカ系の男性。

なぜか、荷物を席から離れた頭上の棚に置いてて、それをキョロキョロ見てる。 気になるなら自分の真上に置けばいいのに。


予定の時間になっても一向に動く気配のない電車。


30分くらい経過したころ、ライフルを持った軍人さんと警察が電車内の写真を撮りながら何かを調べて回っている。 お向かいのアフリカ系男性、めちゃくちゃ落ち着きがなくなり違う車両に行ったり来たりしてるし。

ここで自分の脳裏をよぎったひとつの疑惑。

「もしかして、この男性の手荷物は危険物????」

自分の席に軍人さんと警察が取り調べに来るころ、そのアフリカ系男性は荷物だけ置いたままいなくなってた (-_-;)

自分の疑惑は、あの男性の手荷物は爆発物に違いないとの確信へと変わり、人生の終焉を感じました。 そして、せめて最後は楽しそうな姿で と思い、ピースして取り調べの写真に写りました。 

そんなこんなで、予定の時間を45分くらいオーバーして出発。


出発すると、物売りがたくさん来て面白い。 飲み物、弁当、お菓子、アイスクリーム、果物、お土産など、何でも売ってる感じ。

トイレに行きたくなったので、ジェスチャーで荷物を見ててと地元の人にお願いしてトイレへ。 トイレに紙がないのは想定内としても、水が流れない。要は線路に垂れ流し。

洗面所で手を洗おうと思っても水が流れない。 3等席エアコンなしなので、窓から誇りがめっちゃ入る。

夜になると2㎝くらいのゴキブリがたくさん湧いてくるし。でも皆さん、床にダンボール引いて寝てる。 けっこうワイルド。

でも、地元の人はめっちゃ優しくて、食べ物を分けてくれたり、色々と話しかけてくれたり。 その中でも、一番驚かれたのは、自分が日本人だということでした。マレーシア人と思われてたらしい(笑)

当然ですが、電車の窓から顔や手を出すと危ないですよ。 危うく頭を吹っ飛ばされるとこでした。

アフリカ系男性は、荷物を残したままいなくなってた。。。


外は暗くなって来たけど、現在地が全くわからない。

この旅では、Wi-Fiがないとネットにつなぐことができなかったので、今どこにいるのかすらわからずめっちゃ不安でした。 Google Mapにオフラインマップ入れてきたけれども、今いち現在地が不明確。

やはり、ミニバスの運転手が言っていたように、バスで行くべきだったと後悔。

17:04 まだこの辺り。

 

18:40

 

19:45 本日中にチュムポーンに着くのか不安が募る。。。

 

20:25

 

20:44 本日中にはチュムポーンに到着できないと悟る。

そんな中、途中で同じボックス席に乗ってきたタイの親子と犬(犬は電車に乗っていいのか?)がいて、お母さんは英語が話せた! 現在地をグーグルマップで調べてくれたり、弁当の注文をしてくれたり、めっちゃ親切にしてもらいました。 

軍人さんと警察の取り調べは、チケットを持ってないマレーシア人が1等席に乗っていたからみたいなことを言ってた。少し前にハジャイで爆弾テロもあったらしい。怖っ!

結局、チュムポーンへ到着したのが、夜中の1時前。 でもこの親子と犬は、最後まで寝ずに自分を見送ってくれました。

あの気になる荷物はまだ置いたままだった。結局、中身は何だったのだろうか?

本当にありがとう!! Thank you krab!


チュムポーン駅へ到着したら、自分の前で巨大な穀物袋を運んでるお爺さんと若い娘さん(孫娘?)がいました。 お爺さんが途中で荷物を運べなくなったので、お手伝いしました。 その穀物袋、本当に重くて、おそらく60kg以上あったと思う。

若い娘さんがめっちゃ喜んでくれて、チュムポーン駅の窓口で「この外国人が手伝ってくれた」みたいなこと言ってた。 そしたら、他の知らない人達からも「ありがとう」と言われて嬉しかった。さらに自分が泊る宿まで、バイタクに地元価格で交渉してくれた。

真夜中に到着しても大丈夫なように、24時間チェックイン可能な宿にしてたけど、予想以上に遅くなった。

HOP INN CHUMPHON 綺麗な個室で、そこそこ安く、24時間チェックインできる。

宿にチェックインできたのが、夜中の2時過ぎ。 寝たのが3時くらい。

色々ありすぎて疲れた一日でした。

続く。

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